1.日払いと日雇いの意味は
日払いのアルバイトは、すぐにお金を手にしたい場合に役立ってくれます。倉庫の軽作業や工事現場で働き、仕事の給料を手渡しでもらう、日払いにこのようなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、これは間違いです。日払いは、その日のうちに給料を手にすることではなく、1日単位で給料を計算する仕組みを指します。通常、給料は1ヶ月分が月に1回支給されますが、日払いは1日単位で計算するため、比較的すぐ給料を手にできるわけです。もっとも、現在は手渡しでお金をもらえるケースは少なく、また日払いであってもその日のうちにお金を受け取れるとは限りません。業種を問わず銀行振込でお金を受け取る形が普通で、その日のうちに振込が完了する場合もあれば、2日、3日と時間がかかることもあります。
日払いと似ている言葉として日雇いがあり、こちらは雇用期間が30日以内の派遣労働のことです。派遣社員の日雇いは法律により制限されているため、派遣社員として短期間だけ働くのは難しいのが実情です。元々、法律による制限はありませんでしたが、労働者派遣法の改正により短期派遣は原則として禁止になりました。
2.派遣社員は日払い向きではないのか
アルバイトの場合や夏休み、ゴールデンウィークなどの長期休暇に各企業が短期で雇用する場合は法律に引っかからないため、派遣社員は他の働き方と比べて短期の労働をしにくいのは事実です。このように、派遣社員として短期間だけ働くことはできませんが、日払い自体ができないわけではありません。正社員だと緊急事態を除いて給与の前借りは難しいものの、派遣社員の場合は長期の仕事であっても日払いを利用することが可能です。また、通訳やプログラマー、研究開発、書籍制作など、例外的に日雇いの派遣が認められている業務もあるため、これらの業務を派遣社員としてこなす場合も希望すれば日払いで対応してもらえます。60歳以上や本業が別にあり、本業の年収が500万円を超えている場合など、日雇いが認められていない業務でも条件によっては日雇いの派遣ができるため、短期の仕事も全くの不可能ではありません。
すぐにお金が必要な場合は手渡し、当日振込を明言しているアルバイトを探す方が確実ではあるものの、派遣社員として働いて日払いをお願いすることもできるので、アルバイトと比べて極端に日払いの使い勝手が悪いわけではありません。派遣会社のキャリアリンクは即日払いサービスという日払いのシステムを用意しており、最短2時間で給料を受け取れるため、すぐにお金を手にしたい人との相性は抜群です。
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